OUR STORY
「あの大会、エントリーした?」
その一言から、TUNAGUは始まりました。
大会と選手をつなぎ、相手と自分を知り、次の成長へつなぐ。TUNAGUは、親の「どこを見ればいい?」と、ジュニア選手の「ここが分からん!」を、どちらも置き去りにしないために生まれたサービスです。
大会情報は主催者ごとに別々の場所で公開され、申込締切、開催日、年齢や所属による出場条件、獲得できるポイントも一目では分かりません。テニス協会や運営団体が分かれ、どの資格やポイントがどこで有効なのか、経験者でも迷うことがあります。大会へ申し込むたびにJPINを探し直す手間もあります。
仕事と家事を終え、ようやく一息ついた頃。ジュニアテニス選手である我が子から「あの大会、エントリーした?」と聞かれ、申込を忘れていたことに気づく。選手として在籍できる期間が短いジュニア時代では、一つの大会を逃すことが、経験やポイントの大きな差につながることがあります。
親の目線では、「締切も条件もJPINも、どこを見ればいいのか分からない」。子どもの目線では、「自分が出られる大会はどれなのか、何ポイント取れるのか、対戦相手はどんな選手なのか、ここが分からん!」。この二つの迷いを一度につなぎ、解決したい。その切実な思いがTUNAGU開発の接点でした。
STEP 1
出場できる大会と、迷わずつながる
偶然にも、システムエンジニアとしての経験があり、ジュニア時代からテニスを続け、学生時代にはコーチも経験した親の私が、AIという新しい力を生かしながら約半年間試作を続けました。我が子が通う学校のテニス部員と、そのご家族に実際に使っていただき、親だから気づける負担と、選手である子どもたちの「ここが分からん」という声を一つずつ拾い、修正を重ねました。
主催者ごとに分散した大会情報、要項、締切、開催日、出場条件、ポイント、申込先を一か所で確認できる。JPINやランキングも選手情報につながる。親は手続きで迷わず、子どもは自分の次の大会と目標を理解できる。こうして、TUNAGUの最初の形ができました。
STEP 2
相手を知り、自分を知る
次に見えたのは、大会に出ても対戦相手の情報がほとんど分からないという課題でした。子どもから「あの選手はどれくらい強い?」「どう戦えばいい?」と聞かれても、親には判断材料がありません。選手自身も「あの選手は強いらしい。負けるかもしれない」と、試合前から自信を失うことがあります。
相手を知り、自分を知ることは、怖がるためではなく準備するためにあります。公開情報からランキング、ポイント、過去の戦績をつなぎ、対戦相手を調べられるスカウティング機能を形にしました。一度対戦した選手なら、自分の対戦履歴から前回の試合を振り返り、相手の成長も確認できます。親は見守るための材料を得て、子どもは次の一球を考えられる。勝敗だけで終わらせず、双方の次の成長へつなげるための機能です。
STEP 3
成長できる選手や指導者とつながる
もっと上手くなりたいと思っても、学校の部活動だけでは練習環境が足りないと感じる選手もいます。よい選手と練習することで互いに引き上げられるように、一緒に成長できる選手やコーチとの適切なつながりもTUNAGUの役割に加えました。
テニスを少し楽しく身近にするおみくじ機能もあります。今後は、詰将棋のように配球とポジションの展開を考え、試合のパターンを頭と体に定着させる3Dテニスシミュレーションも提供する予定です。
競技環境が変わる今だから
少子化でテニス人口が減る一方、ジュニア全体の競技レベルは上がっています。低学年から選手育成クラブへ通う選手が増え、学校の部活動だけで大会を勝ち上がることは以前より難しくなりました。かつて学校が担っていた大会申込も、現在はご家族が行う場面が増えています。部活動の地域移行が進めば、情報と手続きの負担はさらに家庭側へ移る可能性があります。
だからこそTUNAGUは、勝つことだけを目的にしません。大会を探し、準備し、対戦し、振り返り、人とつながる。その経験を通じて、テニスから何を学ぶかまで支えられる場所を目指します。
Smile, Rythm & Simple
笑顔で、自分のリズムで、シンプルに。
ジュニア選手と支える方が、複雑な情報に振り回されず、テニスそのものと向き合えるように。愛知県から始まったTUNAGUを、必要とする地域へ少しずつ広げていきます。